仙台市が音楽ホールの方向性を検討 震災伝承施設も併設

仙台市青葉区の国際センターの北側に建設予定の音楽ホールについてです。震災の伝承施設も入る複合施設で、仙台市は7日に方向性を検討する1回目の懇話会を開きました。

仙台市は、音楽ホールを青葉区の国際センター駅北側の広場に建設する事を決めていて、建物には震災の教訓を伝える伝承施設も合わせて整備されます。

7日、複合施設の方向性を話し合う第1回目の懇話会が開かれ、建築やまちづくりを専門とする有識者ら7人が建設予定地を視察した後に意見を交わしました。

懇話会で仙台市の担当者は「震災発生当時は音楽が被災者に力を与えてくれた。その音楽と震災伝承が融合した施設を目指したい」と説明しました。

委員からは「人と人をつなぐ場所にすべき」「新しいタイプの震災伝承施設にすべき」などという意見が上がりました。

郡市長「一定の方向性は見えてきているのではないかと思う。大きな方向性を更に練り上げていただけると大変心強く思う」

懇話会は、2023年度まで計6回開かれる予定で、25日には市民が参加できるシンポジウムが予定されています。

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