崇徳高校 野球部 総監督・應武篤良氏(64)が死去 ともにセンバツ優勝の山崎隆造さん「母校を盛り立てようと熱意をもって尽力してくれた」

元早稲田大学 野球部で崇徳高校の監督も務めた應武 篤良(おうたけ・あつよし)さんが、7日午前、亡くなりました。64歳でした。

【写真を見る】崇徳高校 野球部 総監督・應武篤良氏(64)が死去 ともにセンバツ優勝の山崎隆造さん「母校を盛り立てようと熱意をもって尽力してくれた」

應武さんは、1958年生まれ。広島市出身で、崇徳高校では捕手として春夏連続で甲子園に出場、1976年春のセンバツでは山崎隆造さんらとともに全国制覇を果たしました。

高校卒業後はプロ入りの誘いを断り、早稲田大学・新日鉄広畑とアマチュア一筋でプレー。

現役引退後は、社会人野球や早稲田大学で監督を務めました。早稲田大学時代には元日本ハムの斎藤佑樹や現・楽天の福井優也たちを擁し、六大学野球でリーグ優勝を果たすなど黄金時代を築きました。

2018年からは母校・崇徳高校の監督に就任し、古豪復活に力を注ぎましたが、療養のため一線を退き、今月1日から應武総監督・藤本監督の新体制をスタートした矢先でした。

【センバツで優勝をともにした 崇徳高校 野球部OB会 副会長 山崎隆造さん】
「突然の訃報にびっくりしている。2日前にLINEをしたが既読がつかず、先輩に聞いたら大丈夫ということだったのだが…。母校を盛り立てようと、ものすごい熱意をもって尽力してくれた。彼が広島に帰ってきてから何度も一緒に学校に行って、いろいろと交渉をした。彼なら崇徳野球部を再興してくれると思っていた。体調が悪い中でも崇徳高校野球部を気にかけて、現監督とやり取りをしてくれていた」

© 株式会社中国放送