海老名のかかしまつりに「完全試合投手」が登場 19日まで 有志が継承し復活

プロ野球ロッテの佐々木朗希投手を模した作品=海老名市中新田

 神奈川県海老名市の秋の風物詩、「中新田かかしまつり」が同市中新田地区の水田で開かれている。実行委員会の高齢化などで昨年1度幕を下ろしたものの、地元のイベントを継承しようと地元有志が集まって復活させた。19日正午まで。

 これまでは農家を中心とした実行委員会が開催していたが、高齢化などで昨年を最後に終了を決定。このことを知った地元住人らが唯一のイベントを終わらせたくないと「中新田かかしまつり保存会」(飯島康利実行委員長)を今年6月に新たに立ち上げた。

 30回目の今回は、近隣の幼稚園や小学校、病院などが38体を持ち寄った。プロ野球ロッテの佐々木朗希選手や、人気漫画「鬼滅の刃(やいば)」、ニンテンドースイッチの人気ゲーム「あつまれどうぶつの森」を模した作品が並ぶ。

 飯島実行委員長は「どれも地域の人たちの力作。多くの人に楽しんでほしい」と話している。

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