相模原の画家が「プーチンの蛮行」制作 芸術で侵攻非難

ロシアのウクライナ侵攻をイメージした作品を紹介する上條さん=相模原市民ギャラリー

 パレスチナ自治区・ガザ地区の惨状を伝えようとアート活動を続ける相模原市南区の画家、上條陽子さん(85)がロシアによるウクライナ侵攻をイメージした作品を制作した。8歳で横浜大空襲を経験した上條さんは「ロシアの蛮行は決して許されない。罪のない人を殺してはいけない」と訴える。

 作品は「プーチンの蛮行」。ウクライナの国旗の色である黄色に染めた和紙を丸く切り取ったものや、顔が赤く染まった女性や青いひもなどを重ねた。「爆撃」や「ジェノサイド(民族大量虐殺)」の文字もちりばめた。「何としてでも戦争を止めないといけない」との思いで、戦争の残虐さを表現した。

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