防災・減災教育考えよう! 10月にシンポ、参加者募集 諫早青少年自然の家

 長崎大水害から40年、諫早大水害から65年の節目に合わせ、国立諫早青少年自然の家は10月7~12日、諫早市内で「防災・減災教育を考える集い」を開く。参加無料。このうち、市中央公民館で7日午後6時から開催するシンポジウムは事前申込制で、参加者を募集している。
 同自然の家は昨年9月、災害発生時などに、施設を避難所などとして提供する協定を市と締結。運営する独立行政法人国立青少年教育振興機構は業務運営の重点事項の一つに、防災・減災教育の推進を位置付けている。集いは想定外の自然災害に対し、子どもや自らの命をどう守るかを考えるきっかけにしてもらう。
 シンポジウムでは、諫早大水害を経験した古賀文朗市自治会連合会会長が講演。災害時にも安心して利用できるトイレ環境づくりへの活動に取り組むNPO法人日本トイレ研究所の加藤篤代表理事ら4人によるトークセッションもある。
 参加申し込みは10月2日までに専用QRコードか、同自然の家のホームページから。先着約80人。
 集いでは、▽防災絵本「うみといきる」原画展(7~12日、諫早図書館)▽同書などの絵本読み聞かせ(8日午後2時から同館)-も予定。同自然の家は「子どもの命を守り、未来を変えるために私たちができることを考えてほしい」と参加を呼びかけている。
 問い合わせは同自然の家(電0957.25.9111)。


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