沢田研二 主演・中江裕司 監督の映画『土を喰らう十二ヵ月』、予告編がついに完成! 9月13日より松屋銀座8Fに1週間限定ショップ開店!

作家・水上勉によるエッセイ『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』を原案に、沢田研二主演、『ナビィの恋』『盆唄』の中江裕司が監督・脚本を手がけ映画化。『土を喰らう十二ヵ月』として11月11日(金)より全国公開される。このたび、その予告編が解禁となった。

山荘にやってきた恋人・真知子(松たか子)に「寒かっただろ?」と優しい笑顔を向けるツトム(沢田研二)から、予告編は始まる。 「つち? 土の香りなのね。」と子芋の“土の香り”に気づく真知子など、要所要所のセリフで物語が動きだす。禅寺の和尚の教え、亡くなった妻の存在、「所詮人は、一人で生まれて、一人で死んでいく」というツトムの考え方など、本作の世界観が立ち上がっていく予告編となっている。 何より目を引くのは、“畑と相談して”ツトムが作る普段の献立、真知子のために作る料理、通夜振る舞い。子芋の網焼き、炊き立てのみょうがご飯、わらびのおひたし、胡麻豆腐、ふろふき大根、若竹煮など、目に美しく、食欲をそそる料理が続く。本作は料理研究家の土井善晴が初めて映画の料理に挑んだ作品でもある。

なお、本作『土を喰らう十二ヵ月』は9月16日(金)〜24日(土)にスペインで開催されるサン・セバスティアン国際映画祭「キュリナリー・シネマ部門」への出品が決定。ヨーロッパの食の都で、“土井善晴が手がける和食”が世界デビューを飾る。9月21日(水)のプレミア上映後には、ディナーが楽しめるのが特色の部門。ディナーの料理は、スペインのレストラングループ「NOMO」で活躍する茨城県出身の萩野谷尚之が担当。 また、9月13日(火)〜9月19日(祝・月)に松屋銀座 8Fイベントスクエアで開催される「銀座・手仕事直売所」に、『土を喰らう十二ヵ月』の世界観を楽しめるショップが開店。本作で使われている器や関連本などを購入できる。「ツトムの台所」で撮影ができるSNSスポットも登場するとのこと。

▲通夜振る舞いの胡麻豆腐をつくる、割烹着姿のツトムと真知子。胡麻の擦り方を教えている。

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