「白露」逆さ五重塔 朝露に映る 岡山県内は涼しい朝

朝日を浴びて輝く稲の露。逆さの備中国分寺五重塔が映った=8日午前6時53分

 8日は二十四節気の一つ「白露」。朝夕の気温が下がって草木に露が宿り、秋の気配が漂い始めるころとされる。岡山県内は高気圧に覆われて晴れて放射冷却が起き、涼しい朝となった。

 各地の朝の最低気温は、新見市千屋13.5度(平年16.1度)、同市新見15.7度(17.8度)、美作市16.9度(18.6度)、津山市18.9度(19.7度)、倉敷市20.9度(21.8度)、岡山市中心部21.1度(21.7度)などだった。

 備中国分寺(総社市上林)周辺では同日朝、青々と伸びた稲に付いた朝露が輝き、五重塔が逆さに映り込んだ。すがすがしい空気の中、散歩をする人の姿もあった。

 岡山地方気象台は「湿った空気と気圧の谷の影響で午後は曇る。日中の気温は30度ぐらいまで上昇し、平年並みとなる見込み」としている。

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