偽の警告音や警告表示をきっかけに電話をかけたところ、有償のサポートやウイルス除去費用、セキュリティーソフトの契約を迫られたとの相談が寄せられています。
「パソコンを使用中、突然警告音が鳴り『ウイルスに感染した』と表示され画面が動かなくなった。驚いて画面上の事業者に電話したところ、片言の日本語で説明がありパソコンが遠隔操作された。その後ウイルス除去費用として、コンビニで5万円分の電子マネーを購入して支払うように言われた」という相談です。
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この事業者は、偽の警告で消費者の不安をあおり、お金を支払わせるのが目的です。実際にウイルスに感染したわけではありません。電子マネーでお金を要求するのが典型的な手口です。
警告画面や警告音が出ても慌てず、パソコンの状態を確認しましょう。警告画面に表示されている連絡先には電話をしないでください。相談者には、電子マネーの購入前だったので、料金の請求を受けても、絶対に支払わないように伝えました。
警告画面の消去方法などパソコンについての相談は情報処理推進機構(IPA)のホームページを参考にしてください。
福井県消費生活センター=電話0776(22)1102、福井県嶺南消費生活センター=電話0770(52)7830。
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