熱海土石流で不明女性の運転免許証やキャッシュカード 熱海港の土砂ふるい現場で発見=静岡・熱海市

2021年7月に発生した静岡県熱海市の土石流災害では、いまだ女性1人が行方不明になっています。その女性の名前が入った免許証などが9月7日に発見されました。

2021年7月に発生した熱海市の土石流災害では27人が死亡し、いまだ太田和子さんが行方不明のままとなっています。

警察は太田さんの行方と手掛かりについて捜索を続けていますが、9月7日、熱海港の土砂ふるい現場で太田さんの名前が入った運転免許証とキャッシュカード、会員証が発見されたということです。土砂ふるい現場では、まずトートバッグが発見され、中に入っていた長財布から免許証と会員証が、その後、別に発見された折り畳み財布の中からキャッシュカードが見つかっていて、このバッグや財布も太田さんのものと見られています。

太田さんは、被災時に自宅にいたとみられていて、見つかった免許証なども、そこから流出したとみられます。警察は土砂ふるい現場で連日10人態勢で捜索を行っていて、さらなる手掛かりを発見するために捜索を続けていく考えです。

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