近年では他のクラブも追随してきているが、マンチェスター・ユナイテッドはまだ世界でも最も裕福なチームのひとつ。歴史的にも大きな補強を行ってきた。
今回は、そのマンチェスター・ユナイテッドが行ってきた高額補強の中で移籍金が最も高かった11名をピックアップする。
10位:ブルーノ・フェルナンデス
加入元:スポルティング・リスボン
移籍金:4700万ポンド(およそ76.28億円)
2020年冬のマーケットで加入したポルトガル代表MF。苦しいシーズンの途中であったにもかかわらず、いきなり圧倒的な存在感を見せた。「FCブルーノ・フェルナンデス」と言われるほどにゴールもアシストも量産し、救世主になった。
10位:フレッジ
加入元:シャフタール・ドネツク
移籍金:4700万ポンド(およそ76.28億円)
2018年にシャフタール・ドネツクから獲得されたブラジル人の守備的MF。数年間はなかなか攻撃面で貢献できないと批判されることも多かったが、このところは徐々に評価を高めつつある。
9位:リサンドロ・マルティネス
加入元:アヤックス
移籍金:4830万ポンド(およそ78.39億円)
エリック・テン・ハフ監督が古巣のアヤックスから引き抜いてきた24歳のセンターバック。175cmという体格のためにプレミアで果たして活躍できるのか…と不安視された。最初はあまりうまくいかなかったものの、リヴァプール戦の勝利から一皮むけたようだ。
8位:アーロン・ワン・ビサカ
加入元:クリスタル・パレス
移籍金:5000万ポンド(およそ81.15億円)
クリスタル・パレスからの加入。若くしてプレミアリーグ屈指の右サイドバックとして評価された選手であるが、マンチェスター・ユナイテッドでは攻撃面での貢献が少ないとして批判を受けている。ただもちろん守備面では相変わらず強力。
7位:アンヘル・ディ・マリア
加入元:レアル・マドリー
移籍金:5970万ポンド(およそ96.89億円)
UEFAチャンピオンズリーグの決勝でMVPを獲得し、レアル・マドリーを優勝に導いたあと、マンチェスター・ユナイテッドに加入。スタートはかなり良かったものの、徐々にパフォーマンスを落としてしまい、わずか1年でパリ・サンジェルマンに移籍することになった。
6位:カゼミロ
加入元:レアル・マドリー
移籍金:6000万ポンド(およそ97.37億円)
今夏のマーケットで行われたビッグディール。突如レアル・マドリーの絶対的なボランチであったブラジル代表のカゼミロが、マンチェスター・ユナイテッドに加入することに。30代の選手にしては移籍金もかなり高額だった。
5位:ジェイドン・サンチョ
加入元:ボルシア・ドルトムント
移籍金:7260万ポンド(およそ117.82億円)
マンチェスター・シティで育ったジェイドン・サンチョ。若くしてドイツに渡り大ブレイクを果たし、2年越しの誘いを受託して念願のマンチェスター・ユナイテッド移籍を実現させた。1年目はノーゴールノーアシストが続いて期待を裏切ったものの、徐々に復活の兆しを見せている。
4位:ロメル・ルカク
加入元:エヴァートン
移籍金:7500万ポンド(およそ121.72億円)
チェルシーでプレミアリーグにデビューし、エヴァートンでブレイクしたルカク。7500万ポンドもの移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加入したが、成績ほどにパフォーマンスが評価されなかった。2年でインテルへと移籍している。
3位:ハリー・マグワイア
加入元:レスター・シティ
移籍金:8000万ポンド(およそ129.83億円)
この移籍金が動いたことで世界で最も高額なセンターバックとなったマグワイア。マンチェスター・ユナイテッドではキャプテンも務めている一方、評論家やファンからはそのプレーやリーダーシップに疑問の声も上がっている。
2位:アントニー
加入元:アヤックス
移籍金:8075万ポンド(およそ131.05億円)
エリック・テン・ハフ監督が熱望したブラジル人アタッカー。紆余曲折の末についに獲得交渉が合意に至り、マーケット最終日に加入が決定している。デビュー戦でゴールを決め、いいスタートも切った。
1位:ポール・ポグバ
加入元:ユヴェントス
移籍金:8900万ポンド(およそ144.44億円)
【写真】アントニーも!「ユナイテッドのデビュー戦でゴールした18名の選手」
マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身であるが、プレー機会を求めてフリーでユヴェントスへ移籍したポグバ。2016年にそれを買い戻すために8900万ポンドが拠出されたが、期待ほどの活躍ができず…今夏またフリーでユヴェントスへ去っていった。