スカイブルーのカエル、息子の誕生日に発見「うちの田にもいた」驚き

園児に披露された青色のカエル。捕らえて1日がたち、体の表面が若干黒ずんでいた(京都府亀岡市曽我部町・市中部保育所)

 スカイブルーに輝くカエルが京都府亀岡市曽我部町の田んぼで見つかった。発見した男性は、ちょうど長男の誕生日に見つけたといい「幸せの青い鳥」ならぬ「青いカエル」との出会いを喜んでいる。

 ニホンアマガエルで、通常は緑色だが、黄色い色素が先天的に欠けて青色になったとみられる。同市安町の公務員の男性(41)が4日、稲刈りをしていた時、鮮やかな青色のカエルが跳ねる場面に遭遇した。

 男性は前日に城崎マリンワールド(兵庫県豊岡市)を訪れ、展示されていた青いニホンアマガエルを見たばかりだった。「うちの田にもいた、と驚いた。長男の誕生日でもあり、いいことがあるかも」と笑顔で話す。

 5日、長男(4)が通う市中部保育所(亀岡市曽我部町)で披露すると、園児らは元気に跳ね回る姿に歓声を上げた。ただカエルは生きた餌が必要で素人には飼育が難しい。体の色も黒ずんできたことなどから、見つけた田んぼに放した。

 城崎マリンワールドの飼育課長は「ストレスや環境に慣れないと黒ずんでくるようだ。見つけて観察した後は、そっと見守ってほしい」と話している。

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