毎日発表 警報級の高潮の可能性

気象庁はきのうから、「5日先までに警報級の高潮となる可能性」を毎日発表する運用を開始しました。
これまでは、5日先までの警報級の高潮となる可能性を「警報級の災害をもたらすおそれがある台風の接近や通過が予想される場合」に限って発表してきましたが、それを変更。
きのうからは、5日先までの見通しを「早期注意情報」として毎日発表することになりました。
高潮の被害といえば、2018年に関西空港を浸水させたものは印象に強く残っていますが、直近の台風11号でも各地で高潮による被害が発生しました。
そして、今回の台風12号に関しても、11日(日)は佐賀県に、12日(月)には沖縄に高潮の警報級の可能性[中]が発表されています。
暴風や高波、大雨だけでなく、高潮にも警戒が必要です。

気象予報士・多胡 安那

画像について:9日午前9時の台風12号の位置と進路予想。

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