市バスが8秒間クラクション、割り込み停車「車線変更され感情的に」

京都市役所

 京都市交通局は9日、市バスを運転中に後続車両の進行を妨害したなどとして、男性運転手(55)を停職6カ月の懲戒処分とした。

 同局によると、男性運転手は8月13日午後1時5分ごろ、東山区の東大路通五条下ルを北向きに走行中、バスの前方に車線変更しようとした軽乗用車に対し、約8秒間クラクションを鳴らして車線変更を妨害。軽乗用車と並んで停車した際、運転席横の窓を開けて、指さした。さらに軽乗用車の前方に割り込んで約1分間停車し、軽乗用車を含む後続車両の進行を妨害したという。

 男性運転手はこれまでに交通事故を5回起こしているほか、接客や運転を巡り13回指導を受けている。同局によると、今回の行為について「車線変更されて感情的になった」と話しているといい、9日付で依願退職した。

 

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