稲田朋美衆院議員、旧統一教会の関連団体会合に3回出席 関係認識なし、「今後関係を持たない」

稲田朋美衆院議員

 自民党は9月8日、党所属国会議員379人中179人に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側と何らかの接点が確認されたとする調査結果を明らかにした。福井県関係議員では関連団体の会合に本人が出席しあいさつしたとして、稲田朋美衆院議員の氏名が公表された。出席した会合は2006~10年の間に計3回といい、稲田氏は「今後は関係を持たない」とコメントした。

 事務所によると、出席したのは06年と10年の世界平和女性連合県連合会春のつどいと、09年の世界平和連合県大会。いずれも当時、旧統一教会との関係は認識しておらず、支援者の依頼で出席し、あいさつだけして退席したとしている。

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 稲田氏は「記録を調べ分かった。今後は関係を持たないし、LGBT理解増進法の推進など、旧統一教会とは政策的な方向が異なっているため、先方もアプローチしてこないと思う」とした。

 旧統一教会との接点を巡っては、自民党が会合出席などを認めた121人の氏名を公表。岸田文雄首相(党総裁)は「結果を重く受け止め、国民の信頼回復に向け努力したい」としている。

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