“バス運行安全徹底” 幼稚園や保育所など741施設に要請 長崎県

 静岡県の認定こども園の園児が通園バスに取り残され死亡した事件を受け、長崎県は8日までに、県内の幼稚園や保育所など741施設にバス運行時の安全管理を徹底するよう文書で要請した。
 県は、昨年7月に福岡県中間市で同様の事件が発生した際、同9月に長崎県内の送迎の実態を調査。約3割の施設が送迎バスを運行していたという。
 県は7日付で、幼稚園、保育所、認定こども園などに直接または市町を通じ、安全管理を徹底するよう通知。園児の出欠確認の手順・方法を再確認するよう求め、乗車時の人数確認、降車時の車内確認、運転手以外に子どもを見守る職員の同乗、必要に応じた安全計画の改定などに取り組むよう要請した。


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