同志社大学アメフト部が無期限で活動停止 部員4人が準強制性交容疑で逮捕

【資料写真】同志社大

 現役部員4人が準強制性交の疑いで逮捕された同志社大アメリカンフットボール部は9日、チームの活動を無期限で停止し、「今季のリーグ戦を辞退する」とクラブのホームページ(HP)上で発表した。

 HPでは小宮弘明監督の名で、「今後の捜査と事実解明に全面的に協力するのはもちろんのこと、厳正に対処して参ります」と表明。そのうで、「大学からの指導を踏まえ無期限での活動停止と今期リーグ戦を辞退することといたします」と説明している。

 さらに「弊部の選手4名が性的暴行を加えたとの疑いで逮捕されたとの報道がなされています。部としても極めて深刻な事態と受け止め、被害を受けられた方に対して心からお見舞い申し上げるとともに、お騒がせしていることに対し深くお詫びいたします」と謝罪の言葉を重ねている。

 事件は今年5月に発生。4人は現役の4年生部員で、京都市内のバーで女子大学生と飲酒した後、酒に酔って抵抗できない状態の女性に性的暴行を加えたとして、8日に京都府警に逮捕された。

 同大は1940年創部と全国の大学アメフト部でも屈指の歴史を誇る。関西学生アメフト1部リーグ(8校)に所属し、昨季は6位。今シーズンは今月3日の関西大との開幕戦に敗れて黒星スタート。今後は17日に近畿大との第2戦、さらに11月下旬まで全7試合が組まれていた。

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