SAMYANG、AFシネマレンズ「V-AF」発表。フルフレームEマウント対応[IBC2022]

SAMYANGオプティクスは、動画撮影をより便利にするフルフレームEマウント対応新シリーズ「V-AF」を発表した。

同社によると、個人の動画制作者から小規模なプロダクション、映画製作者まで、すべての動画制作者のニーズに合わせた映像コンテンツ制作者向けのラインナップとしている。この新しいV-AFシリーズで最初に発売のレンズは「V-AF 75mm T1.9」で、同社は2023年末までにさらに4本のレンズをリリースする予定だという。動画撮影のために設計された新しいV-AFのラインアップは以下の通り。

  • 超軽量・高性能オートフォーカス・シネプライムレンズ
  • 統一されたフォームファクターでジンバルやドローンに最適化

主な特徴

V-AFは、超広角から中望遠までの5種類の焦点距離で統一されたフォームファクターを適用することにより、ジンバルやドローンとの親和性を高めている。73×70mmのコンパクトサイズと300g以下の軽量化を実現し、レンズ交換時の再設定が不要になった。

前面とマウントインデックスに配置されたランプにより、撮影時に映像の記録有無を確認できる。機材が少ない場所でも、より便利に映像コンテンツ制作をサポート可能。

フォーカスリングは再設計され、追加のアクセサリーなしでフォローフォーカスを適用可能になった。撮影に最適な機能を設定するためのカスタムスイッチとフォーカスボタンも追加。

V-AFシリーズは、小型・軽量ながら最大8Kの解像度に対応し、手持ちジンバルやドローンでの使用はもちろん、スタジオやロケでの制作にも適している。V-AFシリーズ内のレンズはすべてカラーマッチングされており、レンズ交換時のズレを防ぎ、9枚の絞り羽根で自然なボケ味を実現している。

プロ用シネ機器で一般的な「フォーカスセーブ」機能、ファームウェアで機能を追加するカスタムモードを搭載し、シネマトグラファーを夢見る学生やアマチュアユーザーに映像に特化した機能を提供する。

V-AFシリーズには、レンズの前に電子コネクタがあり、レンズとその専用アクセサリー間の通信を可能にする。

※V-AF専用アクセサリー発売予定

なお、V-AF 75mm T1.9とその他のV-AFシリーズは、オランダ・アムステルダムで開催される国際放送機器展「IBC 2022」(2022年9月9日~12日)の同社ブースにて展示される。

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