伝承センターマンスリー企画「徳地和紙展」9月26日まで 800年の歴史を現代風にアレンジ

▲展示作品(人形)

 800年以上の歴史がある山口市無形文化財の「徳地手すき和紙」(以下徳地和紙)をアレンジして現代風によみがえらせた作品が並ぶ「伝統を楽しむ、徳地和紙展」が、山口ふるさと伝承総合センター(山口市下竪小路)で9月26日(月)まで開かれている。観覧は無料で、時間は午前9時から午後5時まで。 

 会場には、徳地和紙を使って指先の一本一本までしなやかに作りこまれた人形や、色鮮やかに染色された壁飾り、照明と組み合わせた装飾品など、約30点が展示されている。    

 これは、2022年2月から同館で展開されている「マンスリー企画」の一つ。これまで、「萩焼展」(2月)、新進アーティストによる「アート展」(5月)、「ジオラマ展」(6月)、「大内塗展」(7月)が開催されてきた。 

 また、同企画では展示に加え、初心者でも楽しむことができるワークショップも毎回開催。今回は、徳地和紙作家による三つのワークショップが開かれる。対象は小学校高学年以上で先着順。ワークショップ名・講師・開催日時・定員・体験料は次の通り。   

  • 「徳地和紙で作るアクセサリー」=村岡由香里さん・9月18日(日)午前10時から正午・10人・1000円。
  • 「徳地和紙で作る夫婦ひな」=冨永嘉子さん(紙人形作家)・9月18日(日)午後1時から3時・10人・800円。
  • 「徳地和紙を染めて作る、オリジナルレターセットと文香」=船瀬春香さん(徳地和紙ワークス代表)・9月25日(日)午前10時から正午と午後1時から3時までの2回・各回5人・1200円。    

 申し込み・問い合わせは主催の同センター(TEL083-928-3333)へ。

© 株式会社サンデー山口