不自由だけど楽しいキャンプをワンランクアップ。特徴的な球形テントで広々と快適に過ごす【ふくいのそと遊び】

特徴的な球体のテントはキャンプ場でも見失いことはありません。
天窓からは夜空。広々とした開放感が味わえます。

今回は、そと遊びから少しだけ離れて、でもそと遊びには欠かせない”アウトドアギア”のお話し。

ここしばらくのアウトドアのメインはキャンプ。休みのたびにさまざまなキャンプ地へ出掛けて楽しんでおります。

キャンプに欠かせないギアといえば「テント」。キャンピングカーやコテージ泊もよいのですが、私はテント泊が好きです。

川など水辺で焚き火をしながら過ごすなど、なんと言っても好きな場所を見つけて設営できるのがテント泊の魅力です。

コテージ泊にはない不自由さを、持っているギアでカバーしながら気温を体感できるのが楽しいんですね。先日のキャンプを思い出すと、ワクワクしてきて早く次の計画を立てたくなってきます。

 

私は、主に2種類のテントを、その時の天気やメンバー・場所を考慮して使い分けています

一つは「ワオナ4」という、シングルウォール(フライシートという外張りを使用しない一重構造)の4人用テントです。シングルウオールなので設営が簡単で、主にトレッキング後などのキャンプ時に登場することが多いです。

今回自慢したいのは、出番は少ないもののチャンスが有れば必ず持っていく THE NORTH FACEの「Geodome 4」という究極の4人用ドームテントです。

わずか6本のポールで半球以上の高さを形成することにより、広い居住空間を作ることができ、風にも非常に強く風速約26m/sにも耐え得るスペックを実現しています。11kgと重量はありますが、車で運ぶので重さは関係ありません。

テント内は、寝ている状態から上半身を起こすと、172cmの身長の私の目線ちょうどにメッシュ素材付きの二重構造のウィンドウが全5ヶ所あり、360度 外の景色を見渡すことができます。

天井にも同様の天窓が2カ所装備されてるので、夜空を眺めながら眠りにつけます。また、高さが210cmと、とても開放感があるので、暑い夏の時期でも清々しい朝を迎えられます。

それを、基本一人で使っています。最高です。※たまには家族でも使います。

厚さ約5cm程の専用インフレータブルマットレスを敷いて、大の字で寝ても干渉する壁が全くありません。

狭い空間も好きなんですが、角目がない球体の中は外見以上の奥行きと高さがあります。

使いにくいなと思ったのは、夜中にトイレに起きて寝ぼけてると、入り口が見つかりません。対策として、外に街灯を付けることにしました(笑)

感想の個人差は色々ありますが、最大の特徴はこの球体です。半ドーム型は多くのブランドから出ていますが、Geodome 4は半球以上の球体形状をもった唯一のテントです。

設営は正直容易ではありません、結構大変ですが、慣れと知識があれば今は一人で、15~20分程で完了できます。

見た目以上に快適で素敵な居住空間を持ち、キャンプ場でも自分のテントを見失うことがない唯一無二のジオデシック型ドームテント、これからも愛用していきたいという道具自慢のお話しでした。

(アウトドアセレクトショップ「MONOLITH/モノリス」=福井市中央1丁目 吉川雄一)

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