バッハ氏「偉大な支援者失った」 女王死去、IOC本部で黙とう

エリザベス英女王の死去を受け黙とうをささげるIOC理事会の出席者=9日、スイス・ローザンヌ(IOC提供・共同)

 【ローザンヌ(スイス)共同】国際オリンピック委員会(IOC)は9日、スイスのローザンヌにある本部で理事会最終日の会議を行い、バッハ会長ら出席者がエリザベス英女王の死去を受け、1分間の黙とうをささげた。バッハ氏は「われわれはスポーツと五輪運動の偉大な支援者を失った」と悼んだ。

 女王は2012年のロンドン五輪開会式で人気スパイ映画「007」で主人公ジェームズ・ボンドを演じる俳優ダニエル・クレイグさんと一緒に、ヘリコプターから飛び降りたように見える演出に参加して驚かせた。バッハ氏は「彼女の持つ素晴らしいユーモアのセンスが明確に表れていた」と回想した。

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