【熱海市長選 候補者密着】土石流災害の復旧・復興や観光再生訴える 現職・斉藤栄さん 土石流災害からの復旧・復興が最大の争点となっている

静岡県の熱海市長選挙は、9月11日の日曜日に投票が行われます。立候補しているのは届け出順に新人で元熱海市議の泉明寺(せんみょうじ)みずほさんと、5期目を目指す現職の斉藤栄さんの2人です。「LIVEしずおか」では2人の激しい選挙戦に密着しました。今回は現職の斉藤さんの戦いです。

<現職 斉藤栄候補>

「私は決して逃げません。どんな困難があろうとこの熱海を、熱海の未来を必ず切り開いてまいります」

斉藤栄さんは、東京都出身の59歳。国土交通省の官僚や国会議員秘書などを経て2006年の市長選で初当選。以来、4期16年にわたり、熱海市政を担ってきました。出陣式には、国会議員や県議会議員も駆け付けました。現職としてのパイプを生かして伊豆山地区の復旧・復興や観光再生、コロナ対策の継続を訴えました。

<現職 斉藤栄候補>

「これから本格的に復興の道に歩むことが私の一番大事な使命だと考えています」

斉藤さんは、選挙戦初日、伊豆山地区で取り組みをアピールしました。また、相手陣営による土石流災害での現職批判に反論しました。

<新人 泉明寺みずほ候補>

「軽々に『責任』と言うことの方が『無責任』だと私は考えています。しかるべきプロセスを経て、しかるべき状況証拠をもって判断されることですので」

今回の戦いでは、選挙カーで市内をくまなく回っています。7日は南熱海と市の中心街にあるショッピングセンター前で演説し、市民に実績をアピールしました。普段落ち着いたイメージの斉藤さんも、選挙では走ります。

<新人 泉明寺みずほ候補>

「リーダーに必要なのはどんな困難があってもめげずに自分の信念を貫き通すこと。一つ一つ目の前の課題を果たしていくことが一番大事」

これまで進めてきた土石流災害の復旧・復興や観光再生への取り組みを5期目で着実に実行する。市政の課題を克服する決意です。

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