10月に「合併協」設置へ 24年3月合併へ、議論が本格化 JAえちご上越とJAひすい

 JAえちご上越(本店・上越市藤巻)とJAひすい(本店・糸魚川市大町1)は、「合併協議会」を設立することを決めた。設立日は10月4日。同日初会合を開く。両JAは2024年3月1日の合併を目指し、具体的な諸条件について詰めの協議を進める。
 両JAは5月、それぞれ総代会を開き、合併協議会設置の方針について組合員に報告。JAえちご上越は9月初旬、合併協議会の設置を組合員に書面で通知した。協議会の設置に伴い、両JAの職員でつくる専任事務局を設け、協議内容の具体化も進める。 
 両JAの合併は、JA新潟中央会が18年、上越地区の1JAへの再編方針を示して以降、議論が進められてきた。19年には両JAが合併の利点や必要性を検討する「研究会」を立ち上げた。
 県内はJA再編が相次いでいる。4月には新潟市の一部と燕市、弥彦村、五泉市、阿賀野市、阿賀町をエリアとしていた5JAが合併し「JA新潟かがやき」が発足。中越では長岡、柏崎など4JAが来年2月の合併を予定。名称が「JAえちご中越」に決まった。

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