藤井聡太五冠の竜王戦「おやつ」選び 38品のエントリーに投票数は1万票! 注目の「おやつ」は9月15日に試食のうえ最終決定=静岡・富士宮市

静岡県富士宮市の須藤秀忠市長は、9月8日に行われた市長の定例会見で、市内で10月に行われる将棋の竜王戦で、棋士が食べるおやつ候補を選ぶコンテストの投票数が、約1万票に上ったと明らかにしました。

「第35期竜王戦第3局」は、10月28日・29日の2日間、富士宮市にある「割烹旅館たちばな」を会場に行われ、藤井聡太五冠が竜王のタイトル防衛をかけて、挑戦者の広瀬章人八段と対局します。

第35期竜王戦第3局の会場となる割烹旅館たちばな

藤井五冠といえば、対局中に食べる「おやつ」に毎回注目が集まりますが、対局中に藤井五冠と広瀬八段が食べる、この「おやつ」の候補について、富士宮市は市内の菓子店などが参加するコンテストを実施していました。

7月に実施したコンテストには、市内の菓子店を中心に38点の応募があり、富士山をイメージしたものや地元の特産品を使用したものなど、バラエティ豊かな和菓子・洋菓子が並びました。8月、この38点について富士宮市役所とインターネットで人気投票を行った結果、合計9439票(市役所1260票・インターネット8179票)もの投票があったということです。

富士宮市の担当者によると、投票した人の約半分が富士宮市民だということで、多くの市民に竜王戦に関心を持ってもらうきかっけとなり、実施して良かったと話していました。

竜王戦おやつコンテストへのエントリーおやつ一覧

投票結果を踏まえて、和菓子3点、洋菓子4点の合わせて7点ほどが、対局の際の「おやつ」リストに掲載される予定で、2日間の対局中に「おやつ」は、午前と午後に1回づつ出されるため、藤井五冠は最大で4回、おやつを食べるタイミングがあるということです。

富士宮市は9月15日に富士宮市役所で行われる、竜王戦の実行委員会の場で、選ばれた「おやつ」7点程度を委員が試食し、最終決定する予定です。

富士宮市 須藤秀忠市長

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