防衛力の抜本的強化へ「有識者会議」創設と総理

 岸田文雄総理は8日、記者会見し、防衛力強化について「従来から必要となる防衛力の内容の検討、そのための予算規模の把握、財源確保、これを一体的かつ強力に進めていくことを言ってきた」とし「防衛力検討に当たり、高い見識を有する方々にお集まりいただき、防衛力の強化に関し、幅広く総合的に議論いただくため『国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議』を設置する」と語り、9月下旬に初会合を予定している旨を示した。

 設置の狙いやメンバーなどについて、岸田総理は「年末に向けた最重要課題の一つ、防衛力抜本強化に向けて必要となる内容の検討、そのための予算規模の把握、財源の確保、これらを一体的かつ強力に進めていくとともに、国民的な議論をしっかり積み上げ、国民の理解を得ていきたいと思っている」と述べた。

岸田総理は「有識者会議で総合的な防衛力の強化の在り方、防衛力の整備と経済力、財源との関係などについて、高い見地から議論いただきたいと思っている」と期待した。また「メンバーは現在調整中」とした。(編集担当:森高龍二)

© 株式会社エコノミックニュース