フェルスタッペン、ハミルトンなど6人のグリッド降格が発表。角田は3つのペナルティで後方からのスタート/F1第16戦

 F1イタリアGPの金曜、FIAは、6人のドライバーがパワーユニットやギヤボックスの新エレメント投入によって、日曜決勝でグリッド降格ペナルティを受けることを発表した。

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスは新ICEを投入し、フェルスタッペンは5グリッド、ペレスは10グリッド降格される。アルファロメオのバルテリ・ボッタスは3エレメントの交換により15グリッド降格が決まった。

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、木曜時点でチームが明らかにしていたとおり、パワーユニットエレメントを交換。4つの新エレメント投入によりグリッド後方からのスタートになる。

 フェラーリのカルロス・サインツは、パワーユニットおよびギヤボックスに新エレメントを入れたことで、グリッド後方からのスタートが確定した。

 アルファタウリの角田裕毅には3つのペナルティが科された。まず、シーズン中の戒告処分が5回に達したことによる10グリッド降格。その後、チームはパワーユニットのエレメント交換を決め、これによりグリッド後方からのスタートが命じられた。さらにFP2において、イエローフラッグ下で十分な減速をしなかったと判断され、3グリッド降格およびペナルティポイント2が与えられた。ペナルティポイントは、12カ月の期間で許される12ポイント中8ポイントに達した。

 FIAが発表した新エレメントおよびペナルティの詳細は以下のとおり。

2022年F1第16戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

■マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
・パワーユニット新エレメント投入(5基目のICE):5グリッド降格

■セルジオ・ペレス(レッドブル)
・パワーユニット新エレメント投入(4基目のICE):10グリッド降格

■ルイス・ハミルトン(メルセデス)
・パワーユニット新エレメント投入(4基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K):グリッド後方からのスタート

■カルロス・サインツ(フェラーリ)
・パワーユニット新エレメント投入(5基目のMGU-K、3基目のエナジーストア):15グリッド降格
・ギヤボックス新エレメント投入(5基目のGBX C & C、GBX DL):10グリッド降格
・パワーユニット新エレメント投入(4基目のコントロールエレクトロニクス):5グリッド降格
※パワーユニットに関し、合計20グリッド降格となり、15グリッドを越えたため、グリッド後方からのスタート

■バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
・パワーユニット新エレメント投入(6基目のICE、7基目のターボチャージャーとMGU-H):15グリッド降格

■角田裕毅(アルファタウリ)
・戒告処分5回到達:10グリッド降格
・パワーユニット新エレメント投入(6基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K):グリッド後方からのスタート
・FP2でイエローフラッグ掲示時に十分減速せず:3グリッド降格およびペナルティポイント2(12カ月のなかで12ポイント中8ポイントに)

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