お団子、ススキを縁側に 今夜、中秋の名月 さいたまの古民家で「十五夜のお供え」 あすまで展示

秋の味覚が並ぶ縁側=埼玉県さいたま市見沼区片柳の旧坂東家住宅見沼くらしっく館

 10日の中秋の名月を前に、埼玉県さいたま市見沼区片柳の旧坂東家住宅見沼くらしっく館で「十五夜のお供え(芋名月)」が展示されている。

 同住宅の縁側には月見団子やススキが飾られている。サトイモ、サツマイモのほか、色づいた柿や栗も供えられ、食欲をそそられる。同区の70代の女性は「古民家の木、紙、土などの自然素材とお供えの取り合わせが良い。雰囲気があります」と話していた。

 奥の部屋には蚊帳(かや)がつり下げられ、中に入ることもできる。土間には竹とんぼ、けん玉、輪投げなど昔の遊び道具が並ぶ。展示は11日まで。午前9~午後4時半。入場無料。

 問い合わせは、同館(電話048.688.3330)へ。

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