石川・金沢で話題!宝石のような「海鮮丼」を、築110年の町屋を改装した空間で

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今、石川県金沢市でホットな話題店とも言える『TILE(タイル) 』。

ニッポンごはん旅では、日本各地の素敵な空間のお店も紹介していく予定ですが、今回は築110年の町屋を改装したクールな空間で、宝石のような海鮮丼が楽しめるお店をご紹介します。

クールに生まれ変わった築110年の町屋がステージに

(写真提供:TILE)

『TILE(タイル) 』は、石川県の金沢駅から徒歩で3分ほどの此花町というエリアにあります。周りはビルの狭間に飲食店なども立ち並ぶエリアですが、突如築110年の町屋をリノベーションしたスタリッシュな建物が現れます。右手にあるウインドウを見て、はじめアパレル?それともインテリアショップかなと思ったほどのオシャレ感です!

パスコードを知るものだけが入れる秘密の空間

インスタかHPで入手したパスコードを入り口脇にあるナンバーキーに入力し、お店に入ります。築110年の町屋といいますから、本来の鍵は私たちが馴染みの鍵よりもさらに古いものだったに違いないのですが、まさかこんな最新式のナンバーキーになるなんて。この家を建てた方も、この鍵を知ったらかなりの衝撃でしょう。

パスコードを押して初めて入れるわけですが、扉はなんと茶室に設置されているにじり口、しかも銅で出来ているのでピカピカです。パスコードを入力すると自動で扉が開くという千利休もびっくりなスタイル。中腰で店内に入ると、秘密の空間が広がります。

見事に生まれ変わった斬新な空間

(写真提供:TILE)

加賀百万石の城下町として発展してきた金沢は、今でも兼六園や茶屋街が残り、さらには新幹線まで止まる新旧の文化が楽しめる街です。そんな金沢にふさわしく、『TILE』も昔ながらの建物に、ガラスやスチール、銅など現代の素材が融合した空間になっています。

テーブルとなるのは昔ながらの「箱膳」。江戸時代あたりから昭和初期あたりまでは残っていたと思われるこの小さな食卓は、食器などを収納する食器入れであり、また食事をする卓であったようですが、今考えても便利ですよね。そんな懐かしい箱膳も復活させているのです。

バリエーション豊かな自分で作る「金沢薬味海鮮丼」

『TILE』のメニューは「金沢薬味海鮮丼」のみ。しかしながら、この海鮮丼は選ぶ具材で何種類になるかわからないほどバリエーション豊富なんです。

箱の中は何が入っているか気になりますよね。蓋を開けると、お茶のセットとおしぼり、そしてオーダーシートが入っています。

オーダーシートは記入式になっていて、自分の好きなスタイルで金沢薬味海鮮丼を作り上げていきます。

まずは、ネタ数ごとに分かれたメニューを選びます。メニューは「五つのネタ(2,750円)」、「六つのネタ(3,080円)」、「八つのネタ(3,740円)」の3種類。

その後、 30種ほどのネタの中から、自分の好きなネタを自由に組み合わせて行きます。シャリは通常の白シャリとこだわりの赤酢を混ぜた赤シャリの2種。〆の出汁茶漬けが追加できたり、もっとたくさんの具材で食べたいという方は1種300円でネタを追加することも可能です。

まるで宝石箱!キラキラ輝く海鮮丼

運ばれてきたのは、美しいガラスの器に入ったシャリ(白シャリもしくは赤シャリからチョイス)とガラスの四角い器に入ったネタ、そして糠漬けと薬味のセットです。これはテンション上がるぅ〜。

私は、穴子のたれ焼き、甘エビ、雲丹、甘鯛、イクラ、タコをチョイス。

各器には、自社栽培のマイクログリーンが添えられていて彩りも綺麗。

具材は、好きなネタの組み合わせでもいいんですが、インスタ映えを狙うなら彩りを考えてのオーダーもアリ!特にイクラはジュエル感が一気に上がるのでオススメです。

こんな風に器に盛り付けていくのも楽しいですよね。

完成しましたがいかがでしょうか?

食べる時には、醤油、柑橘ごまだれでネタを味付け。梅ジュレ、わさび、生姜、かぼすの薬味のアクセントをつけて食べるとさらに楽しくなりますよ。

汁物は、豆腐や鯛などの5種のお吸い物、もしくはあおさや海老など5種の味噌汁の合計10種からひとつをチョイス。最中に穴を開け、そこにお湯を注いで自分で作ります。表面に10円玉ほどの大きさの穴をくり抜き、穴の中にお湯を注ぐと中から一気に具材が出てきて動画向き。是非試してみてくださいね。

古いモノと新しいモノ、懐かしい文化と新しい技術が交差するスタイリッシュな空間で、自分で選んで作る「金沢薬味海鮮丼」。

金沢の旅に彩り豊かな思い出を添えてくれること間違いなしの『TILE』を是非、訪れてみてくださいね。

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金沢薬味海鮮丼 TILE(タイル)

〒920-0852 石川県金沢市此花町 4番18号

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*この記事は2022年8月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:道明寺さくら

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