美術作家・山本雄教さん、平塚市美術館で公開制作 完成した作品は10月から展示

山本雄教さんがブルーシートを使い制作した過去の作品(平塚市美術館提供)

 平塚市美術館(神奈川県平塚市)で11日、美術作家・山本雄教さんによる公開制作が行われる。10月1日から同館で始まる企画展「市制90周年記念展 わたしたちの絵 時代の自画像」にあわせた関連事業で、完成した作品は同展で展示される。

 京都府出身の山本さんは大学で日本画を学んだ後、2013年に京都造形芸術大学大学院を修了。「美術新人賞デビュー2013」で準グランプリ獲得のほか多くの受賞歴があり、個展を開くなど活躍している。

 常識を覆す手法が特長といい、過去には工事や養生などに使うブルーシートの青い面を富士山の裾野に見立てて描いたり、1円硬貨を並べてさまざまな事物を表現した作品がある。

 来館者に披露する今回の公開制作もブルーシートを使用する。11日午後1時から5時まで。申し込み不要、入場無料。

© 株式会社神奈川新聞社