将棋 山陽アマ名人戦予選会始まる 初日はB級39人が熱戦

挑戦者決定トーナメント進出を目指し、熱戦を繰り広げる出場者

 アマチュア将棋の郷土最強を懸けた「第33期山陽アマ名人戦」(山陽新聞社主催)の予選会が10日、岡山市北区柳町、山陽新聞社で始まった。初日はB級(初段以下)があり、17日の挑戦者決定トーナメントに進む4人が決まった。

 2連覇中の山陽アマ名人羽仁豊さん(倉敷市)への挑戦権を目指す戦い。新型コロナウイルス感染防止対策で、一昨年、昨年に続きA級(二段以上)、B級を別の日に行う。A級は11日に残りのトーナメント進出枠を争う。

 この日は県内の小学生から70代まで39人が、持ち時間15分(時間切れ後30秒の秒読み)で対局。それぞれ真剣な表情で盤面を見つめ、鋭い駒音を響かせていた。

 トーナメントはA、B級の予選通過者と主催者推薦出場者が競い、優勝者が羽仁さんに挑む。審判長は10、11日とも日本将棋連盟の有森浩三・八段(岡山市)が務める。

 挑戦者決定トーナメント出場者は次の皆さん。(敬称略)

 【B級】利根川浩一(倉敷市)白川郁(同)山田駿作(同)河野武揚(津山市)

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