米人気俳優、撮影中に脳震盪で倒れる 危険な状態で「死を意識した」

俳優のノーマン・リーダス(53)が、『ウォーキング・デッド』撮影中に脳震盪を起こしたことで死を意識していたという。実際に何があったのかはいまだに不明だが、実際の状況が当時の報道よりも深刻であったことを今回明かした。

エンターテイメント・ウィークリーにノーマンは「あれは酷かったね。あの一件は自分としてはとても恐ろしいものだった。死ぬかと思ったよ」と振り返った。

事故が起きた際、製作会社AMCスタジオズのスポークスマンは「撮影中のセットで脳震盪を起こした」と発表、「彼は回復に向かっており、現場に近々復帰予定です。皆さまのお心遣いに感謝します」と伝えていた。

ノーマンは事故から間もなく現場復帰したものの、事故当時はかなり危険な状態にあったようで、「本当に深刻だった。恐ろしかったよ。今まで顔や頭を殴られたことは数えきれないほどあった。車の窓を突き破ったこともある。でも今回は真剣にやばいと思った」と明かした。

さらに数々の検査を受け、歩く時は壁にしがみつかなければならなかったとして「神経外科に診てもらったし、色々な検査を受けたんだ。光の検査は落ちた」と語り「万が一に備えて、警備員にドライブウェイのところにいてもらった。部屋を歩く時も壁にしがみつかなければならなかった。ひどいもんだったね」と続けた。

またケガとの闘いとともに、撮影が遅れたことの罪悪感にさいなまれていたそうで、「一年以上撮影してきたのに、ベッドに俺が横になっていたから撮影を延期しなくちゃならなかった」と当時の心境を思い出し「『(延期は)一週間以上になるのか、2週間以上になるのか』と言われて仕事場にいないことに罪悪感で悩んだ」と語っている。

その後今年3月末まで無事に撮影を続行し、完結編となるシーズン11のPart3は10月2日より米で公開予定だ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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