JR西日本岡山支社(岡山市北区駅前町)による鉄道用品のオークションが10日、オンラインで行われた。事前に申し込んでいた県内外の鉄道ファンら34人が参加。最高落札価格は、ホームの柱に取り付ける岡山駅の駅名板(縦74.5センチ、横14.5センチ、未使用)の6万円だった。
ビデオ会議システム・Zoom(ズーム)を活用。踏切の警報灯や、伯備線豪渓駅(総社市宍粟)で昨年度まで使われ、隣駅が記されている駅名板(縦90センチ、横120センチ)など13点が出品された。
同支社会議室から、斉藤丈二岡山駅長らが「(国鉄を示す)JNRの文字入り」「非常にきれい」などとアピールすると、参加者は希望価格を入力。切符に穴を開ける国鉄時代の検札鋏(きょう)は一歩も譲らない競り合いが展開され、1万7500円で落札された。13点の落札総額は25万円。
30日まで開催中の大型観光企画「岡山デスティネーションキャンペーン」の一環として実施した。同支社によると、オンラインでのオークションは初めてという。