新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となる第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」会期前競技が10日、宇都宮市のユウケイ武道館ほかで4競技を行い開幕、本県は弓道成年女子が遠的予選を1位で突破した。8チームによる決勝トーナメント進出を決め、準優勝した2015年の和歌山国体以来7年ぶりの入賞が確定した。
コロナ下で初の国体は各会場で感染対策を徹底。体操は観戦を事前予約制として入場を制限し、他の会場も完全入れ替え制で密をつくらないように工夫するなどして実施した。
会場周辺施設も円滑な大会運営を後押し。弓道のユウケイ武道館に隣接するとちのきファミリーランドでは、集中を高める選手への配慮から、走行時に大きな音のするジェットコースターを運休して協力した。
本県チームは弓道成年男子遠的が9位で惜しくも予選敗退。少年男子近的も競射の結果、決勝トーナメント進出を逃した。少年女子近的は予選16位だった。
足利市の特設会場で行ったビーチバレーボールは1回戦で鳥取に0-2で敗戦。第1セットは11-21と大差がついたが、第2セットは18-21と接戦に持ち込む意地を見せた。水球の少年男子も1回戦で関西高単独の岡山に8-15で敗れた。
大会第2日は4競技を実施。水泳はアーティスティックスイミングの少年女子がデュエットで競い、水球は女子予選リーグで本県が京都、山口と対戦する。
体操は少年男女の団体総合予選に本県男女が登場。弓道は成年男女が近的、少年男女が遠的の予選を行う。