プジョー9X8から白煙【途中経過】2022年WEC第5戦富士6時間レース 決勝4時間後

 9月11日(日)14時59分、WEC世界耐久選手権第5戦富士6時間レースは、スタートから4時間が経過。トヨタGAZOO Racingの8号車GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)がレース前半で奪った総合首位の座を維持している。

 2番手にはチームメイトの7号車、3番手にはアルピーヌ・エルフ・チームの36号車アルピーヌA480と続いているが、その後方を走るプジョー・トタルエナジーズの2台のプジョー9X8は、相次いでトラブルに見舞われている。

 レース開始から2時間半経過直前、プジョー94号車がリヤカウルの隙間から白煙を吹き、ピットへと向かった。どうやら少量のオイルリークが原因だった模様で、20分をかけてガレージで修復。ロイック・デュバルのままコースへと戻ると、その後は問題なく走行を続けた。

 そして3時間55分が経過する頃、今度はプジョー93号車がガレージへと入れられてしまう。こちらもリヤカウルを開けて修復作業を行い、7分半のロスタイムでコースへと戻っている。

 LMP2クラスはチームWRTの31号車がリード。LMGTEプロクラスはAFコルセの51号車フェラーリ488 GTE Evoが首位に立っている。LMGTEアマクラスは、TFスポーツの33号車アストンマーティン・バンテージAMRがトップに立ち、レースはいよいよ終盤に突入している。

■2022年WEC世界耐久選手権第5戦富士6時間レース 決勝4時間後途中経過

Pos. No. Class Team Car Driver Tyre Laps

1 8 HYPERCAR トヨタ・ガズー・レーシング トヨタGR010ハイブリッド S.ブエミ
B.ハートレー
平川亮 MI 155

2 7 HYPERCAR トヨタ・ガズー・レーシング トヨタGR010ハイブリッド M.コンウェイ
小林可夢偉
J-M.ロペス MI 155

3 36 HYPERCAR アルピーヌ・エルフ・チーム アルピーヌA480・ギブソン A.ネグラオ
N.ラピエール
M.バキシビエール MI 154

4 31 LMP2 WRT オレカ07・ギブソン S.ゲラエル
R.フラインス
D.ファントール GY 151

5 28 LMP2 JOTA オレカ07・ギブソン O.ラスムッセン
E.ジョーンズ
J.アバディン GY 151

6 38 LMP2 JOTA オレカ07・ギブソン R.ゴンザレス
A.F.ダ・コスタ
W.スティーブンス GY 151

7 9 LMP2 プレマ・オーレン・チーム オレカ07・ギブソン R.クビサ
L.デレトラズ
L.コロンボ GY 150

8 41 LMP2 リアルチーム・バイ・WRT オレカ07・ギブソン R.アンドラーデ
F.ハプスブルク
N.ナト GY 150

9 23 LMP2 ユナイテッド・オートスポーツUSA オレカ07・ギブソン A.リン
O.ジャービス
J.ピアソン GY 150

10 22 LMP2 ユナイテッド・オートスポーツUSA オレカ07・ギブソン P.ハンソン
F.アルバカーキ
W.オーウェン GY 150

11 1 LMP2 リシャール・ミル・レーシングチーム オレカ07・ギブソン L.ワドゥ
P-L.シャタン
C.ミレッシ GY 150

12 93 HYPERCAR プジョー・トタルエナジーズ プジョー9X8 P.ディ・レスタ
M.イェンセン
J-E.ベルニュ MI 149

13 10 LMP2 ベクター・スポーツ オレカ07・ギブソン R.バン・デル・ザンデ
R.カレン
S.ブルデー GY 149

14 83 LMP2 ProAm AFコルセ オレカ07・ギブソン F.ペロード
N.ニールセン
A.ロベラ GY 149

15 34 LMP2 インターユーロポル・コンペティション オレカ07・ギブソン J.スミエコウスキー
A.ブランドル
E.グティエレス GY 148

16 35 LMP2 ProAm アルティメット オレカ07・ギブソン J-B.ライエ
M.ライエ
F.エリオ GY 148

17 51 LMGTE Pro AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo A.ピエール・グイディ
J.カラド MI 146

18 52 LMGTE Pro AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo M.モリーナ
A.フォコ MI 146

19 92 LMGTE Pro ポルシェGTチーム ポルシェ911 RSR-19 M.クリステンセン
K.エストーレ MI 145

20 91 LMGTE Pro ポルシェGTチーム ポルシェ911 RSR-19 G.ブルーニ
R.リエツ MI 145

21 64 LMGTE Pro コルベット・レーシング シボレー・コルベットC8.R T.ミルナー
N.タンディ MI 144

22 33 LMGTE Am TFスポーツ アストンマーティン・
バンテージAMR B.キーティング
H.シャベス
M.ソーレンセン MI 142

23 71 LMGTE Am スピリット・オブ・レース フェラーリ488 GTE Evo F.デゾトゥ
P.ラゲ
G.オーブリー MI 142

24 85 LMGTE Am アイアン・デイムス フェラーリ488 GTE Evo R.フレイ
M.ガッティン
S.ボビー MI 142

25 54 LMGTE Am AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo T.フロー
F.カステラッチ
D.リゴン MI 142

26 777 LMGTE Am Dステーション・レーシング アストンマーティン・
バンテージAMR 星野敏
藤井誠暢
C.ファグ MI 142

27 94 HYPERCAR プジョー・トタルエナジーズ プジョー9X8 L.デュバル
G.メネゼス
J.ロシター MI 142

28 56 LMGTE Am チーム・プロジェクト1 ポルシェ911 RSR-19 木村武史
O.ミルロイ
B.バーニコート MI 141

29 21 LMGTE Am AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo S.マン
C.ウルリッヒ
T.バイランダー MI 141

30 98 LMGTE Am ノースウエストAMR アストンマーティン・
バンテージAMR P.ダラ・ラナ
D.ピタード
N.ティーム MI 141

31 46 LMGTE Am チーム・プロジェクト1 ポルシェ911 RSR-19 M.カイローリ
M.ペダーセン
N.ルートウィラー MI 141

32 60 LMGTE Am アイアン・リンクス フェラーリ488 GTE Evo C.スキアボーニ
M.クレッソーニ
G.フィジケラ MI 141

33 88 LMGTE Am デンプシー・プロトン・レーシング ポルシェ911 RSR-19 F.プアダッド
P.リンゼイ
J.ヘイレン MI 140

34 77 LMGTE Am デンプシー・プロトン・レーシング ポルシェ911 RSR-19 C.リード
S.プリオール
H.ティンクネル MI 128

35 45 LMP2 ProAm アルガルベ・プロ・レーシング オレカ07・ギブソン S.トーマス
J.アレン
R.ビンダー GY 127

36 86 LMGTE Am GRレーシング ポルシェ911 RSR-19 M.ウェインライト
R.ペーラ
B.バーカー MI 123

※リザルトは編集部集計

WEC富士6時間レース 決勝中にピット作業を行う8号車GR010ハイブリッド
4時間経過時点でLMGTEプロクラスの首位を走るAFコルセの51号車フェラーリ488 GTE Evo
4時間経過時点でLMP2クラスをリードするWRTの31号車オレカ07

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