◆三浦学苑10―3藤嶺藤沢(8回コールド)
三浦学苑は3回戦に続いてコールド勝ち。樫平剛監督(38)は「コールドなんて考えず、1イニング1イニングだと言ってきた。攻撃ではラッキーな面もあった」と冷静だった。
4―0で迎えた七回は、先発の背番号10・直が2点を失ってなお2死満塁のピンチを迎えたが、交代せずに続投。何とか中飛でしのいだ。樫平監督は「ここから先の戦いは、予定を超えて力を出さないと厳しくなる。何とか我慢してくれた。一皮むけてくれた」と、その狙いを話す。
次の相手は横浜。「投手陣の中心」(樫平監督)というエースの星は、今大会は地区予選1試合とこの日の4回戦で継投したのみ。準々決勝は満を持しての先発が予想され、「甲子園に出てきたチームで、今までよりは1レベル、2レベル上だと思う」と星。
相手が強いのは重々承知で、「真っすぐは通用しないと思う。変化球をコースに決めて、全力で抑えたい」と意気込んだ。(和城 信行)