『ネバーエンディング・ストーリー』権利巡り巨額の入札合戦 ネトフリ大ヒット作品で人気再燃の気配

『ネバーエンディング・ストーリー』の製作権獲得へ向けて、映画会社や配信会社が巨額の入札合戦を繰り広げているという。1984年の公開時に大ヒット。新たな世代へ向けた作品を作るため、その原作となったミヒャエル・エンデの小説『はてしない物語』への権利を各社が狙っているとデッドラインが伝えている。

ネットフリックスの人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』にリマールが歌う同名テーマ曲が登場したことから『ネバーエンディング・ストーリー』の人気が再燃。ドラマの中で、ミリー・ボビー・ブラウンが口パクしていた同曲は、YouTubeで2200万回以上も再生されており、口パクとダンスのシーンを再現した動画を投稿する「ネバーエンディング・チャレンジ」も話題となっているほどだ。

バレット・オリバーがバスチアン役、ノア・ハザウェイがアトレーユ役を演じ、若い英雄がファンタージエンという国を救う冒険に出るという内容の本を手にした少年を描いた同作には、これまでにもリメイク製作の試みがあった。しかし、原作小説への権利獲得の点で問題が発生し、実現しないままに終わっていた。

映画の内容が小説とかけ離れていることを不服とし、製作側を訴えていた原作者のエンデは、1995年に65歳で胃がんにより死去している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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