ソフトボール男子アジア選手権「日本7連覇」 小山、黒岩ら長崎県勢貢献

【アジア選手権1次リーグ、インド―日本】2回無失点と好投した日本の先発小山(平林金属)=四万十スタジアム

 ソフトボール男子の第11回アジア選手権は3~6日、高知県四万十市の四万十スタジアムなどで行われ、日本が7連覇を達成した。国内最速右腕の小山玲央(平林金属、佐世保西高出身)ら長崎県勢もチームに貢献した。
 日本は1次リーグから決勝までの6試合をすべて7点差以上で快勝した。小山はインドとの開幕戦で先発するなど、計3試合6イニングを無失点。黒岩誠亥(トヨタ自動車、大村工高出身)もフィリピンとの決勝で適時打を放つなど、攻守で気を吐いた。浜本悌(平林金属、島原高出身)は足首の捻挫で出場しなかった。
 この優勝で日本はワールドカップ(11、12月・・ニュージーランド)の出場権を獲得。前回2019年大会は過去最高に並ぶ準優勝を果たしており、今回は悲願の金メダルを目指す。
 1、2日は第1回U23アジア選手権も同スタジアムなどで開催。日本が4戦全勝で初代王者に就き、U23ワールドカップ(10月・アルゼンチン)の切符を得た。
 この大会でも長崎県勢が躍動した。インドとの第3戦では初回無死三塁から3番佐藤光希(トヨタ自動車、大村工高出身)が四球を選び、4番松尾翔輝(デンソー、大村工高出身)が右越え3ラン。投げては先発海邉和也(安川電機、大村工高出身)、2番手井上裕太郎(環太平洋大、島原工高出身)が5回を零封リレーした。


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