望月歩、山本未來、我が家・坪倉由幸が「石子と羽男」最終回の鍵を握る人物に

TBS系連続ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(金曜午後10:00)の最終回となる9月16日放送・第10話に、望月歩、山本未來、坪倉由幸(我が家)が出演。物語もクライマックスの鍵を握る人物を演じる。

有村架純と中村倫也がダブル主演を務める本作は、問題を抱えてマチベン(町の弁護士)のもとにやって来る人々の人生や社会にひそむ問題、またそれに関わる人間模様を描くリーガル・エンターテインメント。4回司法試験に落ちた崖っぷちで東大卒のパラリーガルの“石子”こと石田硝子(有村)と、司法試験予備試験と司法試験に1回で合格した高卒弁護士の“羽男”こと羽根岡佳男(中村)という、正反対のようでどこか似た者同士の“石羽コンビ”が、さまざまなトラブルに挑む中で、自らのコンプレックスに向き合い、成長していく姿をオリジナル脚本でコミカルに映し出している。

第9話では、放火の現場にいたのは大庭蒼生(赤楚衛二)ではなく、大庭の弟・大庭拓(望月)だと判明。そして焼死体で見つかった日向理一郎(平田広明)は、不動産投資詐欺被害に遭っていたことが分かった。さらに、拓によると、事件当時現場には自分と日向以外にもう1人誰かがいたという。

実家で両親と暮らしている22歳の拓を演じる望月は、同系の「アンナチュラル」にもゲスト出演し、殺人者を名乗ってライブ配信する男子高校生を演じて大きな反響を呼んだ。拓が現場で見たという「もう1人」が事件の真相解明に向け、非常に重要になってくる。

望月は「このドラマはもともと普通に放送を見ていたんです。まさか自分が出るわけないなと思っていたので、オファーをいただいた時はびっくりしました。しかも以前お仕事させていただいた塚原(あゆ子)さんと新井(順子)さんの作品だったので、すごくうれしかったですし、どういう役で関わるんだろうって楽しみでした」とオファーを受けた際の心境を明かし、「拓は、自分の気持ちをうまく表現できないところがあるので、何がしたいのか、何を伝えたいのか、そこの一番強い思いを大事にして演じさせていただきました」と役作りについて語っている。

放火現場の焼け跡から遺体となって見つかった理一郎の妻・日向綾に扮(ふん)するのが山本。第9話で日向夫妻が不動産投資詐欺に遭っていたことが明らかになったが、最終回では石子の父・潮綿郎(さだまさし)が追っていた不動産投資詐欺事件と共通点が多いことが判明。同一グループの犯行ではないかと考えた石子と羽男から、同じく詐欺被害者である高岡(森下能幸)と共同で訴訟を起こすことを提案される。

山本は「過去に『Nのために』(同系)で、私の芝居を一回りも二回りも大きく引き出してくださった塚原あゆ子監督と新井順子プロデューサーとの再タッグとあり、最高にうれしく思うと同時にプレッシャーがほとばしりました!! 主演のお二人とは初共演でしたが、撮影が後半戦ということもあり、カメラの前以外でも非常に息が合っていて“ほほ笑ましいなぁ”と思いながら拝見していました。今回もリアルに起こりうる事案なので、諦めないで行動に移す勇気を皆さんにお届けしたいなと思い臨みました』と撮影を振り返る。

そして、坪倉は、大庭が勤める「ナカマル」の社長・刀根泰士役を務める。刀根は大庭に「うちのエースだから」と「グリーンエステート」の社長になる話を提案してきた人物。果たして、彼の狙いとは!?

坪倉は「このドラマは第1話から視聴者として楽しく見ていましたし、『アンナチュラル』『着飾る恋には理由があって』(ともに同系)でお世話になった新井プロデューサーと塚原監督の作品にまた出演させていただけるということで、すごくうれしいです」と喜びを口にし、「有村さんと中村さんとは今回初めて共演させてもらったんですが、その日はお二人とも早朝からずーっと撮影して疲れているのに、夜から入った僕に笑顔であいさつしてくれて、その後も待ち時間の時に近くにいらっしゃったんですけど、緊張して一言も話しかけられず、次会った時には!と思ったらご一緒するのは、その日だけでした…。またお二人と共演できるように頑張ります!」と現場での様子を話した。

放火事件と不動産投資詐欺、双方の事件解決に向け「潮法律事務所」が一丸となって証拠集めに奔走。石子と羽男、執念の告発へ。 最後まで目が離せない展開が待ち受ける。

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