ドジャースの「ポストシーズン進出決定」は誤報 再びマジック1に

ドジャースは日本時間9月12日のパドレス戦に勝利して10年連続のポストシーズン進出が決定したことが報じられていたが、どうやら誤報だったようだ。メジャーリーグ機構はポストシーズン進出決定を判定するプロセスにミスがあったことを発表。ナショナル・リーグ西部地区首位のドジャースが2位パドレスに抜かれ、ドジャース、カージナルス、ブリュワーズの3球団が同率でレギュラーシーズンを終えるパターンを考慮するのを忘れていたという。

ドジャースはパドレスに20ゲームもの大差をつけており、地区優勝へのマジックナンバーを「2」としている(直接対決でドジャースが勝ち越しを決めているため、同率で並んだ場合はドジャースが地区優勝)。2年ぶりの地区優勝は目前となっており、そもそも「ドジャースがパドレスに抜かれる」というパターンが現実のものとなる可能性は極めて低い。

また、ドジャースとブリュワーズが並ぶためには、ドジャースが残りの23試合に全敗し、ブリュワーズが残りの21試合に全勝する必要がある。これでドジャースとブリュワーズが96勝66敗で並び、ここにカージナルスも並んだ場合、3球団間のタイブレーカーとなるが、ドジャース対ブリュワーズはドジャースが4勝3敗で勝ち越しを決めているものの、ドジャース対カージナルス、ブリュワーズ対カージナルスの2カードはまだ試合が残っており、直接対決の対戦成績が確定していない。よって、数字上ではドジャースがポストシーズン進出を逃す可能性がまだ残されているというわけだ。

首位を独走中のドジャースは地区優勝へのマジックナンバーを「2」としているが、ポストシーズン進出決定へのマジックナンバーは「1」。日本時間9月13日はダイヤモンドバックスとの試合が予定されており、この試合に勝利すれば10年連続のポストシーズン進出が決定する(2013~20年に地区8連覇、2021年はワイルドカード)。

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