井上康生さん父・明さん死去 柔道熱血指導「金」後押し

嘉納杯国際柔道大会で優勝を決めた井上康生選手と抱き合う父・明さん(左)=2005年1月、日本武道館

 柔道の師・父に感謝―。2000年シドニー五輪男子100キロ級金メダリストで宮崎市出身の井上康生さん(44)は11日、ブログで父・明さんが4日に亡くなったと報告した。享年75歳。最初に習った内股で人生を切り開いた康生さんは、大人になっても「先生」と呼んでいた。兄・智和さん(46)と連名で「愛情と情熱を持って指導を頂(いただ)きました。今の自分達(たち)がいるのは、父の存在なくしてはありえません」とつづった。

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