鈴鹿央士、川口春奈の恋人役で「silent」に出演。「全力以上で向き合います」

鈴鹿央士が、フジテレビ系で10月6日にスタートする連続ドラマ「silent」(木曜午後10:00)に出演する。

主人公・青羽紬(川口春奈)が、本気で愛するも別れることになってしまった高校時代の恋人・佐倉想(目黒蓮)と8年の時を経て偶然の再会を果たし、そこに待ち受けていた現実と向き合いながらも、寄り添い、乗り越えていこうとする姿を丁寧に描く。鈴鹿は、紬の現在の交際相手・戸川湊斗を演じる。

湊斗は紬のかつての恋人・想とは高校時代にサッカー部で知り合い、親友だったという間柄。紬と想と3人で同じクラスになった3年生の時、自分が恋心を抱いていた紬と、共に汗を流してきた親友の想が、互いに好意を寄せていることに気付いてしまい、大切に思える2人が付き合うことを複雑に感じながらも、祝福することを決めた過去を持つ。それでも紬への思いを胸に秘めていた湊斗は、高校卒業後に紬が想と別れたことを知り、同窓会で再会したことをきっかけに紬と付き合うことになる。付き合って3年が経ち、次第に将来のことを考え始めるようになってきた頃に、再び想が現れたことで心がざわつき始める。

「川口さんと目黒さんはじめ、すてきなキャストの方々とお会いするのが楽しみです。現場にいる方々からたくさんのことを吸収して、必死に皆さんについていきたいなと思っています」と意気込む鈴鹿は、台本を読んで「台本に書かれた言葉一つ一つの思いをちゃんとくみ取らないと、少しのニュアンスの違いで違ったものになってしまうし、心情の描き方がとても繊細で、いろんなことを考えながら読んでいてとても楽しかったです。ワンシーンワンカット、大切に紡いでいきたいなと思いました」と物語の印象を語る。

演じる上では「劇中に“主成分優しさ”というセリフがあるように、本当に優しい人だと思いました。でも、生きづらそうだなとも思いました。優しさゆえに抱え込んでしまうものがあって、1人で悩んでしまうこともあって。そんな湊斗が、自分の好きな2人が再会し、その間に挟まれた時どんな行動をするのか。人の心を見つめて優しくくみ取る湊斗に寄り添いながら演じていければいいなと思っています」と役作りのプランを明かす。

川口と目黒との共演に関しては、「お二人とは今回初めてご一緒させていただくのですが、お二人とも笑顔が素敵で、声を聞いていると落ち着く感覚がありました。肌感覚で分かるものがあると思うので、イメージを固めすぎずに、直接お会いして何か話せる機会があれば、たくさんお話していきたいです」と初共演を楽しみにしている。

そして、最後に「人を好きになること。両思いになること。僕は奇跡のようなことだと思います。親友のことを思う気持ちと恋人を思う気持ち。この間で湊斗がどんな行動をするのか、紬と想がどうなっていくのか。せつなくも優しくて温かい。見てくださる皆さんに愛してもらえる作品になればうれしいです。俳優部の1人として全力以上で向き合います」と心境を伝えている。

© 株式会社東京ニュース通信社