どうも!クーピーチャンネルです。今回は、ダイハツ・新型アトレーのキャンピングカー仕様車『BASE』を前編と後編に分けて紹介しています。前編では、『BASE』のスペックと外装、運転席を紹介しました。後編では、『BASE』の内装から電気関係などを紹介した後に、メリットとデメリットもお伝えします。軽キャンピングカーの購入を検討している人は、ぜひ前編とあわせてご覧ください。
対面式ソファーで空間が広い!キャンピングカー仕様の新型アトレー『BASE』の内装
『BASE』の後部座席は対面式ソファーになっていて、軽キャンピングカーとは思えない広さがあります。
まずは、そんな『BASE』の内装について詳しくご紹介していきます!
対面式のソファー
後部座席の対面式ソファーには膝を曲げて座ることができ、とても楽な座り心地です。
[ 画像が省略されました ]
大人2人が過ごすには余裕の広さ。ご飯を食べるだけなら、大人4人でも全然いけそうですね。
まるで、居酒屋の個室のような空間です!
ソファーは運転席と助手席を倒して背もたれを作っています。そのため、対面式ソファーのレイアウトにする場合は運転席と助手席を倒さなければならない煩わしさはありますが、広い車内で快適に過ごせるのはかなりの魅力です。
自分の身長は170cmありますが、ソファーに座った際のヘッドクリアランスは少なく、頭のてっぺんが少し擦れてしまいます。
ただ、背もたれにもたれると拳1つくらいの空間ができるので、背が高い人も過ごせそうです。
[ 画像が省略されました ]
ヘッドクリアランスは少ないものの、これ以上座席の高さを下げると座りにくくなりそうです。
ギリギリの高さで設計されているのがわかりますね。
走行時の座席レイアウト走行時の座席レイアウト
対面式ソファーは運転席と助手席を倒してレイアウトしているので、走行時には運転席と助手席を立てた状態にレイアウトする必要があります。
走行時のレイアウトにする際には、まず後方座席のソファーを取り外します。
続いて、前方座席のリクライニングを戻し、前方座席のスライドレールを後ろに下げれば前方座席のレイアウトは完了です。
後部座席は、紐を引っ張って座席を展開するだけで完成します。
とても簡単に対面式ソファーレイアウトから、走行時の座席レイアウトに切り替えられますね。
[ 画像が省略されました ]
後部座席にはチャイルドシートも取り付けられるため、運転席に大人2人、後部座席に子供1人という形で普段使いもできそうです。
ポータブルバッテリーでコスト削減!キャンピングカー仕様の新型アトレー『BASE』の電気関係
車中泊する際に必要不可欠なのが電気関係です。キャンピングカー仕様の新型アトレー『BASE』では、車内で使用する電気をどのように賄っているのかをご紹介します。
ポータブルバッテリー
『BASE』では、サブバッテリーではなく、ポータブルバッテリーを積んでいます。
そして、ポータブルバッテリーのDCから車内で使用する電源を取っています。
[ 画像が省略されました ]
コストを抑えるために、ポータブルバッテリーのみをキャンピングカーに積むのもアリですね。
スイッチと照明
電気のスイッチはポータブルバッテリーの横にあります。スイッチで車内の照明のオンオフや、ナビのオンオフの操作が可能です。
車内の照明はメインライト・スポットライト・キャビンライト・ワークライトの4つに分けられています。まずはメインの照明を点灯してみます。
次に、スポットライトを点灯。
続いて、キャビンライト。
リアについているワークライトも点灯してみます。
また、ステレオのスイッチを押すとナビの電源を入れることができ、車両後方のモニターにナビのテレビを映すこともできます。
[ 画像が省略されました ]
テレビを観ながらご飯を食べたり、食後の休憩にテレビを鑑賞したりできます。
まるで家のようにゆったりと過ごせますよ。
簡単に網戸をつけられる!キャンピングカー仕様の新型アトレー『BASE』の窓
窓は車内を換気するために、重要な役割を果たします。ここからは、『BASE』の窓についてチェックしていきましょう!
窓の開閉
後部座席側の窓はほんの少ししか開きません。換気をするためには、座席前方の窓を開ける必要がありそうです。
[ 画像が省略されました ]
後方の窓にはオプションで遮熱フィルムを貼ることができます。夏場は外の熱をかなり遮断してくれますよ。
窓のシェード
前方座席側の窓には、ダイハツ純正のシェードが付けられます。
シェードは布でできていて、マグネットとマジックテープが付いています。
シェードは簡単に取り付けられて、シェードの半分だけ網戸にすることも可能です!
取り外しが自由自在にできる!キャンピングカー仕様の新型アトレー『BASE』のテーブル
『BASE』には、全部で3つのテーブルがついています。
1つはポータブルバッテリーが乗っている小さいテーブル。
ポータブルバッテリーが乗っている小さいテーブルの向かい側に、もう1つ小さいテーブルがあります。
さらに、可動式の一番大きなテーブルが1つあり、このテーブルは大人2人がゆったりご飯を食べられそうな大きさとなっています。
大きいテーブルは取り外しもできるので、一度取り外してみましょう。まずは天板を外します。
残った支柱も、簡単に取り外しが可能です。
また、取り外した天板の裏側には脚がついています。
脚を立てた状態のテーブルを車体後方のレールにはめれば、アウトドアテーブルの完成です!キャンプ場などでは活躍しそうです。
さらに、大きなテーブルを2つの小さなテーブルと合体することもできます。
テーブルの下には足を入れる空間があるので、寝る時もそのまま使用可能ですよ。
座席の下にたくさん収納できる!キャンピングカー仕様の新型アトレー『BASE』の収納
車中泊するときには収納スペースがあると便利ですよね。『BASE』にも収納スペースがありますので、詳しく紹介していきます。
座席下の収納
ベッドを展開したときにテーブルの下にできる空間が、一番大きな収納スペースです。
また、前方座席側のソファーは2つとも座面が取り外せて、ここも収納として活用できます。
縦長の小物を入れられますね!
リア側のソファーも座面の取り外しができ、大きな荷物を入れることが可能です。
この収納スペースは車の後ろからもアクセスできるため、荷物の出し入れがしやすいです。
長尺の荷物でも収納できそうですね。
天井の収納
天井収納にはオーバーヘッドコンソールがあります。
また、オプションでリアの天井に収納をつけることもできますよ。
運転中もアクセスしやすい収納があって便利です。
縦が190cmで広々と寝られる!キャンピングカー仕様の新型アトレー『BASE』のベッド
『BASE』のベッドの広さはセミダブルベッドほどあり、軽キャンピングカーでありながらも広々と寝ることができます。
ベッドの様子や展開方法などを見ていきましょう!
ベッド展開
ベッドを展開する際には、まずはテーブルを外し、ソファーの間に収納します。
そして、ソファーの背もたれ部分をはめ込んでいけばOK。
[ 画像が省略されました ]
展開方法自体はとてもシンプルですが、ソファーがまだ新品で硬かったために、展開には1分かかってしまいました。
何回か組み立てたらすんなり入るようになるはずなので、30秒程度あれば組み立てられると思います!
ベッドの大きさ
ベッドのサイズは縦が190cm、横が125cmです。
セミダブルベッドとちょうど同じ大きさですので、大人2人でも寝られます。
170cmの自分が足を伸ばして寝ても、まだ足元に余裕がありました。
1人で車中泊するなら、テーブルを出したままでベッドを1つだけ展開させたレイアウトが便利そうです。
天井がある程度高いので、このレイアウトであればベッドから直接運転席に行くこともできます。特に雨の日は、外に出ることなく運転席へアクセスできるのが嬉しいポイントですね。
軽キャンピングカーなのに空間が広い!キャンピングカー仕様の新型アトレー『BASE』のメリットとデメリット
最後に、キャンピングカー仕様の新型アトレー『BASE』のメリットとデメリットをお伝えしていきます。
『BASE』のメリット
『BASE』は、新車なのに納期が6ヶ月と短いことが一番大きなメリットでしょう。
また、CVTターボが搭載されているので、走りはキャンピングカーの中でもずば抜けているのも魅力。
軽ワンボックスとは思えない広さの対面式ソファも、『BASE』ならではのメリットだと感じています。
[ 画像が省略されました ]
『BASE』に試乗してみて、改めてビルダーさんの技術の高さを実感しました。
軽キャンピングカーは日本の技術が詰まったロマン溢れる乗り物です!
『BASE』のデメリット
オプションでFFヒーターを付けられないので、冬場は電気毛布で寒さをしのいだり、工夫をして車内を温めたりする必要があります。
また、軽キャンピングカーの宿命ともいえますが、収納が少ないのも気になるポイントです。
[ 画像が省略されました ]
個人的に気になったのは、天井の防音断熱加工です。実際に車中泊してみて試してみたいと思いました。
新型アトレーベースの『BASE』は普段使いもできる軽キャンピングカー!
『BASE』は新型アトレーベースの軽キャンピングカーということで、車両がミニマムで普段使いもしやすいのが特徴です。
走りはキャンピングカーの中ではずば抜けて良いうえに、軽キャンピングカーとは思えない広さも魅力的。
手の届きやすい価格と納期の短さから、初めてキャンピングカーを購入する人にはかなりおすすめの車です。
ぜひ今回の記事を参考に、キャンピングカーの購入を検討してみてはいかがでしょうか。