3年ぶりのリアル開催となる「にいがた総おどり」、開幕を目前に控え実行委員会が新潟県の花角英世知事を訪問

左から、新潟総踊り祭実行委員会の能登剛史会長、新潟県の花角英世知事、岩上寛副会長、松浦晃久副会長

新潟総踊り祭実行委員会と新潟商工会議所は13日、3年ぶりのリアル開催となる「にいがた総おどり」(17日から19日開催)を前に新潟県の花角英世知事を訪問し、開催にかける想いや苦労を語った。

毎年に新潟市内で開催されてきた国内最大級のダンスイベント「にいがた総おどり」は2021年に20周年を迎えたが、感染症禍の影響から2020年、2021年と2年連続でオンライン開催となっていた。

今回は万代シティや新潟駅南口、古町、新潟ふるさと村など市内7ヶ所のリアル会場を用意。並行してオンライン配信も行う「フル開催」となる。また、先立つ10日には総おどりに関わる人々の姿を伝えるドキュメント映画「EPISODE2」も公開した。

岩上寛副会長は花角知事との歓談の中で「今年は150団体が参加する。例年より少ないが、『今年やってもらえなかったらウチは解散していた。開催になってよかった』と話す団体もたくさんいた。県外からの参加も多くて、スリランカやニューヨークからオンラインで参加する団体もいる」と3年ぶりの開催に盛り上がる参加者たちの様子を語る。

能登剛史会長は、湊町新潟の伝統芸能「樽砧」を受け継ごうと活動をつづける女性が今回の総おどりに参加する点や、「全国さまざまな地域から若者が運営として総おどりに参加している。踊りを見るだけでなく、運営に携わったりして新潟を感じに来る『お祭りツーリズム』みたいになっている」(能登会長)という近年の状況を花角知事へ解説。そして「若い世代が必死になってやっている。こうした文化の兆し、輝きをぜひご覧頂ければ」と力を込めた。

公式サイトのタイムスケジュールによると、初日17日は、10時45分から万代シティと新潟駅南口で演舞が行われる。オンライン参加と動画配信については9時からスタートとなる。

歓談の様子

歓談の様子

歓談の様子

【関連リンク】
にいがた総おどり 公式サイト

「EPISODE2」 公式サイト

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(協力・有限会社にいがた経済新聞社)

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