国葬儀へ天皇皇后両陛下対応は宮内庁が独自判断

 松野博一官房長官は12日午後の記者会見で、安倍晋三元総理の国葬儀への天皇皇后両陛下などの参列について記者団の問いに「総理経験者の葬儀にあたっては葬儀委員長から宮内庁長官あてに皇族殿下方の参列の願い出を公文書で行い、宮内庁が必要な調整を行っているが、天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下については内閣府から公文書による願い出は行っておらず、宮内庁で検討されていると認識している」と宮内庁独自の判断によるものとした。

 一方、国会議員参列に関しては「案内をさせて頂いているが、参列いただくかどうかは、それぞれの国会議員がご判断いただくもの」と当然の答弁。

 また松野官房長官は「海外からの参列者については、さきの閉会中審査で岸田総理が言及された方々に加え、カンボジアのフンセン首相が参列の意向を示されている」とした。

 松野官房長官は同日午前の記者会見で、国葬儀の案内状送付先について「現元3権の長、現元国会議員、海外の要人、立法行政司法関係者、地方公共団体代表、各界代表」とした。

 案内状の返信期日が手書きで書き換えられていた点については「事務作業の都合上、修正もあったと思う」とした。(編集担当:森高龍二)

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