「EXILE」のTAKAHIROさんデザイン車両 沿線の小学生が彩る 長崎・佐賀在来線

TAKAHIROさんと写真に納まる児童たち=佐世保市、JR九州佐世保車両センター

 23日の西九州新幹線の開業に合わせ、JR九州は長崎・佐賀両県を走る在来線車両の外装を、佐世保観光名誉大使であるEXILEのTAKAHIROさんがデザインし、沿線の小学校の児童らがペイントをするプロジェクトを企画。佐世保市内で児童らがTAKAHIROさんと記念撮影をした後、ペイントに取り組み、楽しい時間を過ごした。
 「『Choo Choo 西九州 TRAIN』プロジェクト」と題し、地元に愛され、観光客にも楽しんでもらえる車両になるようにと、初めて手描きのペイント列車を企画した。
 TAKAHIROさんがデザインしたのはキハ47形車両(2両1編成)で、カステラや気球など両県の名品や伝統、文化がちりばめられたイラストになっている。

車両のペイントに取り組む児童たち

 イベントは、12、13の両日、同市早岐1丁目のJR九州佐世保車両センターで行われ、沿線の両県の小学校計7校、児童計約110人が参加した。
 12日の午後は、TAKAHIROさんの母校、市立広田小の児童25人が参加。児童らはサプライズで登場したTAKAHIROさんと記念撮影をした後、筆を使い線に沿って丁寧に色を塗っていった。6年の川﨑みちるさん(11)は「長崎がモチーフになっていることがうれしいし、イラストもかわいい。実際に走っている姿を見るのが楽しみ」と笑顔で話した。
 TAKAHIROさんは「子どもたちが描く姿を見て、作品が自分の手から飛び立って子どもたちの作品になったイメージ。母校の子どもたちも来てくれていて、懐かしい気持ちになりました」と話した。
 時期は未定だが今後、同車両は主に肥前山口駅(23日以降は江北駅)―諫早駅間を走る。


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