「テッパチ!」町田啓太&佐野勇斗がクランクアップ

フジテレビ系連続ドラマ「テッパチ!」(水曜午後10:00)が本日9月14日放送・第11話で最終回を迎える。約4カ月間に及ぶ撮影期間を経て、主演の町田啓太と共演の佐野勇斗がクランクアップし、2人のコメントが到着した。

本作は、陸上自衛隊を舞台に防衛省の全面協力の下、車両やヘリコプターなども実際に陸上自衛隊で使われている本物の機材を使用して制作される、青年たちの成長と熱き思いを描いたオリジナルストーリー。厳しい訓練を終えて自衛官となった国生宙(町田)、馬場良成(佐野)をはじめ、教育をした幹部自衛官で教育隊中隊長・八女純一(北村一輝)、紅一点の美しいエリート女性自衛官・桜間冬美(白石麻衣)も交えて、未熟な若者たちが陸上自衛官になるべく、さまざまな厳しい訓練を乗り越え、現実の厳しさ、夢や希望、友情や恋愛など、日々壁にぶつかりながら「誰かのために命を懸けられるのか」「自分がやりたい本当のこととは…」と悩みながらも奮闘していく様子を映し出している。

音楽隊への入隊を目指して陸上自衛官となった馬場を演じた佐野は、馬場とは真逆の性格でやけっパチな気持ちで入隊し陸上自衛官となった宙とのシーンが最後の撮影となった。

佐野は「一足先に…お疲れさまでした。第1部・2部とあって結構大変な作品だったな、とわれながら自分の役者人生を振り返っても思っております。本当にスタッフの皆さんをはじめ、キャストの仲間に助けられたな、と心から思います。何よりバディである町田さんに本当に救われました」と撮影を回想。さらに、隣にいた町田の顔を見て「(寂しくて)悲しくなりますね。ヤバイ、泣きそうだ…。町田さんの顔を見ると気持ちがね…。クランクアップで泣くなんて数年ぶり。町田さんには、本当に感謝しています」とバディとして共に歩んできた町田への感謝の思いを伝えた。

その後に別のロケ場所へ移動し、町田の最後のシーンを撮り終えると、スタッフから「国生宙役、町田啓太さんオールアップです!」との声とともに、ねぎらいの声と盛大な拍手が送られた。すると先に撮影を終えて帰ったはずの佐野がサプライズで駆けつけて、町田は「あれ! なんで…?(佐野からの花束を受け取って)ありがとう!」と驚きの声を上げた。

町田は「いろいろ言いたいことはあったんですが、今の(サプライズ)でびっくりして、全部すっ飛びました」と笑顔を見せた。あらためて撮影を振り返り、「とにかく本当にお疲れさまでした。クランクインした時は、この撮影は終わらないんじゃないかな、とか感じて…最後まで完走できるかな、どうしよう、ってずっと思っていました。でも、本当にいろいろ考えさせられながら、一歩一歩進んでいく感じが、僕はすごく作品をみんなで作っているなと感じて、かけがえのない時間を過ごさせていただきました。いろいろなことに恵まれて、皆さんと出会えて…作品の中の八女さんや冬美さんたち先輩が宙を見守ってくれていたように、実際に僕も皆さんに寄り添ってもらえて、すごく感謝しています」とキャスト・スタッフへの思いを熱く語った。

続けて「すごい達成感があって、学びの多い作品でした。本当に皆さんありがとうございました。僕は、今回のこの出会いと作品を誇りに思い、これからも頑張っていきたいと思っています。本当にありがとうございました。お疲れさまでした!」と深々と頭を下げ、笑顔で締めくくった。

最終回では、冬美のもとに、病気休暇中だった馬場から退職届が送られてくる。馬場のために何をすればいいのか分からず苦悩する宙。そんな宙たちのことを心配していた八女は、馬場が今も病気休暇ということになっていると冬美から教えられる。宙と連絡を取った八女は、馬場の退職届がまだ受理されていないことを伝える。続けて八女は、「馬場にしてやれることは何もないが最後まで信じてやることはできる」と告げる。そして、「それがバディってもんだろ。だからまずはお前がしっかりしろ」と宙に語りかける――。

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