男性の家事・育児力の都道府県ランキング、1位は高知県 最下位は山口県、福井県は…積水ハウスが調査

パパの家事・育児力の都道府県ランキング

 積水ハウスは47都道府県の男性の家事・育児力の実態を調査した「男性育休白書2022」を発表した。4つの指標を基に調査した男性の家事・育児力全国ランキングでは高知県が1位、沖縄県が2位、鳥取県が3位にランクインした。福井県は27位、最下位は山口県だった。

 全国都道府県別に小学生以下の子どもがいる20~50代の男女9400人を対象に行った。▽男性が行う家事・育児の数や関与度に対する「女性の評価」▽男性の育休取得日数▽女性が認める男性の1週間の家事・育児時間▽男性の家事・育児参加による幸福度-を指標にランキングを算出した。

 1位の高知県は男性が行う家事・育児の数が8.5個で、関与度とともに全国1位。家事・育児にかける時間も1週間当たり18.4時間でトップだった。家事・育児参加への幸福度も3位と高かった。2位の沖縄県は男性の育休取得日数が1位で19.7日。家事・育児時間も2位(17.2時間)で2位だった。3位の鳥取県は男性の家事・育児への幸福度が最も高かった。

 一方、27位の福井県は、男性の育休取得日数が11.6日で7位だったが、家事・育児時間34位(12.4時間)、家事・育児参加への幸福度33位と低迷した。行う家事・育児の数は6.1個で24位だった。

 高知県の浜田省司知事は 「平成30年度より、県内の企業・団体のトップに、従業員の『育児休業・育児休暇取得促進宣言』を行ってもらい、本年7月末時点で、県内の895の企業・団体が宣言されるなど、令和6年度に県内企業等の男性の育児休業取得率を30%とする目標に向け、官民協働でさまざまな取り組みを推進している。今後も、職場や社会全体で子育てを支えていく環境づくりに加え、男性の家事・育児参画を一層推進し 、子育て中の女性がいきいきと活躍できる高知県を目指して、全力で取り組んでいく」としている。

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