オミクロン対応ワクチン市町村に配分へ 来週から和歌山県

新型コロナ2価ワクチンの配分量(和歌山県紀南地方)

 和歌山県は、新型コロナウイルスワクチン2回目接種を完了した12歳以上全員が対象となる予定の「2価ワクチン」の市町村配分量が決定したと発表した。9月19日の週から市町村に届けられる。

 「2価ワクチン」は従来株だけでなく、オミクロン株の「BA・1」にも対応したワクチン。従来のワクチンより、感染や重症化予防の効果が高まることが期待されており、現在主流のオミクロン株の派生型「BA・5」にも有効とされているという。

 ファイザー製は9月19日の週から10月3日の週まで3回に分けて、モデルナ製は9月19日の週から26日の週まで2回に分けて配送される。

 市町村の準備が整い次第、順次接種を開始するという。県への配分量は8月28日時点の2回目接種完了者の約3割に相当する21万8280回分。

 県が13日に発表した新型コロナウイルスのクラスターは2件だった。

 和歌山市のグループホームで12人、橋本保健所管内の障害者支援施設で29人の感染を確認した。

 入院者は229人で、病床使用率は42.0%。

■新型コロナ新規感染者数(13日、県発表分)

660人

〔保健所管内別の内訳〕

 和歌山市246 海南39 岩出74 橋本123  湯浅32 御坊47 田辺68 新宮31

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