那覇市長選、平仲信明氏が出馬表明 元ボクシング世界チャンピオン 「しがらみに左右されない市民のための市政を行う」

 10月23日投開票の那覇市長選で、元ボクシング世界チャンピオンで会社代表の平仲信明氏(58)が14日、県庁で記者会見を開き、立候補を表明した。現時点で政党の公認、推薦を受けず保守系無所属として出馬する予定。
 会見には平仲氏と、支援者として飲食店経営などを手掛けるアールジェイの一丸秀信会長が出席した。平仲氏は「しがらみに左右されない市民のための市政を行う。財政を健全化し、子育て支援を充実させる」と述べた。
 那覇市長選では「オール沖縄」勢力が擁立する前県議の翁長雄治氏(35)、自民党が推薦する前副市長の知念覚氏(58)も立候補を予定している。
 平仲氏と一丸氏は、自民が知念氏を推薦したことについて「反対側(オール沖縄側)の副市長だった知念氏を推薦するのはおかしい」と疑問を呈しつつ、それが立候補の理由ではないとした。
 平仲氏は1963年生まれ、八重瀬町出身。那覇市在住。日本大卒。元WBA世界スーパーライト級チャンピオン。9月の県知事選に向けた自民党の候補者選考で最終選考に残ったが、選ばれなかった。

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