広島駅周辺に新ホテル計画 行楽の秋へ活発化する広島の観光

JR広島駅周辺で、大手ホテルチェーンが新たなホテルを建設する計画を明らかにしました。新型コロナの第7波もピークアウトする中で広島の観光が再び活発に動き始めています。

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今月、開業したヒルトン広島…。コロナ禍でもホテル進出が相次ぐ広島で新たな計画が発表されました。

貴船 桃佳 記者
「マツダスタジアムまで歩いて4分のこちらに新たなホテルが誕生することになりました」

新たにオープンが決まったのは、「アパホテル広島駅スタジアム口」です。

全部で242ある客室のうち、シングルルーム同士をつなげてツインルームにできる部屋も準備される予定で、アパグループは2024年秋の開業を目指します。

アパグループは、広島駅南口の旧フタバ図書跡地に30階建てホテルを新築する計画もあり、今回の計画は県内で4棟目となります。アフターコロナを見すえた広島の観光をめぐる動きが活発化しています。

一方、第7波のピークアウトを受けて、県ではこんな動きも…。

広島県 湯崎 英彦 知事(13日)
「9月15日から『やっぱ広島じゃ割』を再開いたします」

県は、あす15日から旅行や宿泊の料金を1人5000円を上限に、最大で半額とする「やっぱ広島じゃ割」を今月末までを期限に再開します。

湯崎知事
「これまで観光は大きな影響を受けていて、ブロック割も再開しますので、これを活用いただいて、県内各地で行楽シーズンを楽しんでいただけたら」

「行楽の秋」を街の人はどう考えているのでしょうか?

街の人たち
「状況を見てって感じです。コロナももうちょっと減らないと、まだ怖いなっていう部分もあるので」

「宮島など行ったら、秋とかって、けっこうシカもたくさんいて、木もたくさんあっていいかなと思う。いろんな所にしっかりと対策をしたうえで行くのがいいかなと思う」

「わたしは行きません。やっぱり気をつけないといけないから、もう少し特効薬が出るまで」

広島市のリーガロイヤルホテルです。この夏の利用もコロナ禍前の夏の6割から7割程度にとどまってしまいました。

リーガロイヤルホテル広島 大西 勝美 宿泊部長
「第7波の影響も受けて、感染が拡大していく中で旅行をちょっと控えようかという意識が高まって、お盆を中心に想定していたより旅行者が少なかった」

ところが、「やっぱ広島じゃ割」の再開発表を受け、13日の夜から予約が相次いでいるといいます。

リーガロイヤルホテル広島 大西 勝美 宿泊部長
「旅行を控えていた方がたが再開を待ち望んでいたことが、一番大きなところだと思う」

リーガロイヤルホテル広島は、3タイプのフロアでそれぞれ「じゃ割」プランを用意しています。スタンダードフロアは本来、2人で2万円のところ、割り引きとクーポンで実質6000円で利用できるということです。

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