「英語が使える15歳」を育成! 幼・小・中一貫の英語教育 公立こども園などに外国語指導助手を配置 岡山・備前市

「英語が使える15歳」の育成を目指します。子どもたちの英語力を高めようと、岡山県備前市では2022年から公立のこども園や保育園に外国人の英語指導助手の配置を始めました。

(記者リポート)
「こちらのルームでは英語の音楽に合わせて園児たちが楽しく踊っています」

備前市の吉永認定こども園で週3回行われている英語に親しむ時間「イングリッシュタイム」です。備前市が「音声獲得期」ともいわれる幼児期に、楽しみながら英語を身に付けてもらおうと、2022年6月から行っています。園児たちは外国人の先生と一緒に音楽に合わせて体を動かし、楽しく英語を学びます。

(園児は―)
「楽しかったです」
「緊張した」
「(スティーブン先生は)優しい」

英語教育については2020年度の新学習指導要領により、小学校3・4年生では外国語活動の時間が設けられ、5・6年生は教科として英語学習を行うことになりました。

それに先駆けて備前市では2016年から、全ての公立の小学校と中学校にALT・外国語指導助手を常勤で配置するなど、英語教育の強化に取り組んできました。

こども園や保育園へもALTを配置することによって、一貫教育で実践力が備わった「英語が使える15歳」の育成を目指したいとしています。

(備前市教育委員会/松畑煕一 教育長)
「英語で発信する力、幼・小・中学校までの一貫教育の中で、ローカルからグローバル、ローカルを基盤にして、英語を使ってほかの人と話をして対話する」

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